第2週① どんな物が商売に必要?

2014年07月06日

【キッズ簿記(BOKI)Step1】

今週は「商売に必要なものを買おう!」というテーマで勉強をしていきます。

柴山政行氏(以下、柴山):今週は「ヒト・モノ・カネ」のうち「モノ」に焦点を当ててみていきます。
6回目となる今回は、実際にお店を開くにあたって、どんな物が必要になるのか具体的に考えてみましょう。

進行:今回ももかさん、りょうたくんの2人と一緒に勉強していきます。
おさらいですが、自己資金の30万シバと銀行から50万シバを借りて80万シバが手元にあるケイイチくんですけれども、何を買いそろえようか考えています。

では、商売をするうえで具体的にどんなものが必要なのか、手元のフリップに書いてもらってもいいですか?
……では、答えを見せてください。

もかさんは、「レジのキャスター、パソコン、商品、所品ケース、キッチン、配達する車、値札、制服、看板」と書いてくれました。

そして、りょうたくんは「衣装、生クリーム、時計、蛍光灯、広告、ナイフ、イチゴ、換気扇、帳簿記入の紙」と書きました。
先生、どうでしょうか。

柴山:2人が書いてくれたことも踏まえて、設備にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。

たとえば、店舗、倉庫、事務所、何かを作る機械、印刷機、移動用の自動車、トラック、パソコン、机やイス、ロッカー、コピー機などの事務用品があります。
2人とも同じようなことを書いていますね、たとえばもかさんの「レジのキャスター」とか「パソコン」とか「商品ケース」もそうですね。

りょうたくんにしても、「時計」なんかも設備といえます、それから「蛍光灯」などもそうですね。

それから、必要なものとしては店舗や事務所や倉庫などの敷地もあります。
それらをまとめると、店舗や倉庫は「建物」とまとめます。
それから、機械や印刷機のようなものは「機械装置」といいます。
移動用の自家用車やトラックなど、物を運ぶものを「車両運搬具」といいます。

たとえば、倉庫の中で荷物を運んだりするフォークリフトも車両運搬具です。
パソコンや机やイスやロッカーなどは、まとめて「備品」といいます。
りょうたくんや書いてくれた「時計」も、安い時計の場合は費用になりますが、高級時計の場合は備品になります。

進行:大きめの時計はどうなるのですか?

柴山:大きめのものとか100万するものなど、高級な時計です。
あとは「土地」という言葉があります。

進行:設備の中に5つのグループがあるということですね。

柴山:はい、グループでわけて考えるのです。
では、キッズベーカリーでは何が必要かということを見ていきましょう。
まず、建物は店舗です。
それから、ケーキ屋さんの機械装置にはどんなものがあるでしょうか。

進行:換気扇はどうなのでしょうか?

柴山:換気扇も厨房設備として入りますね。
あとはキッチンがそうですね。

車両運搬具は、もかさんが言ってくれたように配達用の自動車があります。
備品は商品ケースやパソコンなどです。

土地は店の敷地などですが、これは既にありますね。
あとは、何が揃っていて、何が揃っていないのかを確認します。
お店はあるし、店の敷地もありますが、厨房設備はまだありませんね。

配達用の車は40万シバで買うという話がありましたね。
それから、パソコンは10万シバで買います。
それからケーキの陳列棚も必要です。
あるもの、ないものを確認してみました。

まだ、揃ってないものを買っていきましょうということです。

進行:買い揃えるものは確認できましたが、全部揃えるためには80万シバで足りるのかなというところです。
銀行にはお金を借りてしまったし、どうしたらいいでしょうか。

もかさん(以下、もかさん):とりあえず商品を売って、稼いでから買います。

柴山:自立心旺盛でいいですね。

進行:りょうたくんは?

りょうたくん(以下、りょうたくん):銀行に土下座してもう一度お願いします。

柴山:たくましいですね。

進行:どうしたらいいのでしょうか、先生。

柴山:パソコンと配達用の車は買うことになっていますが、厨房設備とケーキの陳列棚は買うにはお金が足りませんよね。

もちろん、土下座をして追加融資をお願いするのも良いのですが、もう1つ、無理のない方法があります。
それは、借りるという方法です。

以前にケーキ屋さんをやっていた人がいるかもしれません。
ここで友達の多さ、すなわち人脈が大事になりますね。
日頃の付き合いが大事ですよ。
知り合いの中には、以前ケーキ屋さんをやっていて設備が物置に眠っているという人もいます。
そういう人から借りるということもあります。

では、買うことと借りることの違いは何かわかりますか?

もかさん:「買う」は自分の物になるから新品の物がもらえるけれど、「借りる」っていうと、使い古した物になります。

りょうたくん:買うと高いけれども、借りると安く済むのではないかと思います。

柴山:どちらも面白い答えです。
買うとどうなるかということを見てみると、自分のものになります。
ですので、新品で買うことも多いわけです。

自分のものにすることを「所有」といいますが、自分のものになるといつでも自由に処分ができます。
要するに、捨てることもできるし、売ることもできます。
あとは、いつまでも長く使えます。

一方、借りる場合ですが、お金を払って使うことを「賃借」といいます。
期限が来たら返すので、いつまでも持てませんし、処分もできません。
そして、買うお金がなくても使用できます。

借りるという場合、「レンタル」と「リース」の2種類に分けることができます。
レンタルは、借りる期間が短くて、一時的に借りてすぐ返す場合や緊急のときに使う方法です。
リースは、計画的に長く借り続けるときに使う方法で、買うお金がないときに便利で、融資の代わりだと思ってもいいです。

では、「レンタル」と聞くと何を思い浮かべますか?

もかさん:レンタカーです。

柴山:素晴らしいです。
他に何かありますか?

りょうたくん:TSUTAYAです。

柴山:ちなみに、佐竹さんは何を思い浮かべますか?

進行:レンタルドレス?

柴山:やはり女性の視点ですね。
女性だけではなく、男性も結婚式で着るスーツはありますね。

では、「リース」という言葉は聞いたことありますか?

もかさん:聞いたことはあります。

柴山:リースとは何かというと、レンタルが長くなったものだと思ってください。

3年や5年など、長い期間借りると、レンタルではなくリースといいます。
車もリースがあるのです。
1日だけ借りるとレンタカーですが、5年だとリースになります。
長く借りるとリースになるということを覚えておくといいと思います。

進行:先生、レッスン6のまとめをお願いします。

柴山:1番目、設備には「建物」「機械装置」「車両運搬具」「備品」「土地」があります。

2番目、「買う」と「借りる」の違いは、自由に処分ができるかどうかと、期限に返すかどうかというところにあります。

3番目、借りる場合は、一時的に借りる「レンタル」と、長い期間借りる「リース」という方法があります。

進行:今日の学習はどうでしたか?

もかさん:先週、銀行からお金を借りる話より簡単でした。
備品とかが色々思いついたので楽しかったです。

りょうたくん:レンタルとリースをどちらにすればいいのかの判断が難しいと思いました。

進行:柴山先生、明日の内容を教えてください。

柴山:明日は「設備を買ったらどう書くの?」というテーマです。
1週目でお金が入ってきたときの帳簿の書き方は学びましたが、物を買ったらどう書くのかということを学びます。