がんばろう!日商簿記1級合格、今回のテーマは普段の学習に関する考え方です。

簿記1級

テーマとしましては、「個別のテーマは、計算手順と仕訳の型に分けて考えよう!」です。

個別のテーマは、計算手順と仕訳の型に分けて学習しよう! というテーマでお話しをします。

今、簡単に図にしてみたのですが、問題を解いて、答えを出すというプロセスは大体会計の全体像で行くと、このような感じになります。
まず、問題文があります。
スタート、材料、取引があります。
ここには必ず条件とデータが与えられています。
この条件とデータの与え方が一筋縄ではいかないのが本試験なのです。

例題はこの条件とデータが素直に与えられているので、まずは素直に出ている条件とデータを確実に会計処理のプロセスに乗せて、手順1、2、3を確実にやりきるのです。
これを10回やって、そのうち半分は1、2、3ですが、残りの半分は1、2を飛ばして、3へ行くとか、1、3へ行くといったように、この処理手順の流れが、不安定な方が大体できないのです。

受からない人というのは、処理手順が不安定なのです。
処理手順が安定してから、次、仕訳の型なのです。
この辺り、会計処理の中身、中身をわりと漠然とごちゃごちゃに捉えて勉強をしている方が多いので、苦手論点がなかなかいつまでたっても克服できない。

そのときに、必ず4つの要素に分けてほしいのです。
まず、問題文、素材、条件です。
これは取引と言ってもいい。
取引があって、それを処理して、最後成果物を出します。

では、会計の世界における成果物とは何かと言いますと、表示なのです。
表示というのは、これT/Bと書きましたが、これはトライアルバランス、試算表のことです。
まず、試算表を作ることが基本です。
試算表さえ作ればさらにそれに加工を加えて2つに分ければ、B/Sと P/Lができるのです。
試算表、トライアルバランス、T/Bを2つに分けたものが、B/SとP/Lなのです。

とすると、スタート、出発地点が取引であって、問題文の集まりです。
これで、条件を見て、データがそろったら、あとはそれを正しい処理手順に、処理の流れに乗せてあげるのです。
その流れを普段鍛えておくのが練習なのです。
例題の練習というのは正しい処理手順が10回やって、10回正確に迅速にできるようにするためにやるのです。
正しい処理手順を覚えるために例題を勉強するのです。

それをやったあとに、今度は仕訳の手順が分かったら、今度は計算の手順で出た数字を仕訳の型に流し込むのです。
型が仕訳なのです。
それで、型の中に入ってくる内容物の中身が数字なのです。
その数字が間違っていたら、仕訳の型が合っていてもダメですし、数字が正しくても今度は仕訳の型がいい加減な覚え方だとダメです。
結局、前工程と後工程で、前工程が会計処理の前半、計算なのです。

計算手順を完璧に覚えること。

これが例題をやる意味です。
そして、例題をやりながらどんな形で問題文が変化して出てくるのか、ということを過去問で勉強します。
過去問を勉強することで、今度はさまざまな形の計算手順の応用形が分かってきます。

というように、計算手順は必ず決まっています。
減損会計だろうが、割賦販売だろうが、仕入 繰越商品、繰越商品 仕入だろうが何だろうが、   減価償却だろうが、必ず手順が決まっています。
その手順を、あるときはABCの順番でやって、次の日はBACという手順だと不安定だから安定した点数が取れないのです。

必ずある問題文の条件なら、必ず同じ計算手順を確実にやりきる。
堅実で地味ですが、この計算手順を間違えないことが大事なのです。
これが例題の本質です。

したがって、会計処理というものがあります。
スタートの材料を見て、会計処理をしました。
会計処理をした結果、最後、成果物として表示をします。
これが試算表と、さらに試算表の先、貸借対照表B/Sと損益計算書P/Lです。
というように、スタートの材料、会計処理、成果物としてのゴール、試算表です。

ここまでの流れを3つに分けると、問題文はまず読める、最低限、問題文の言っていることが分かること。
これは普段の授業で、例えば、デリバティブであろうと、社債であろうと、何でもいいですが、最低限、その取引が何のために行われているかという細かい詳細の理解は必要ありません。
大体の流れが分かればいいのです。
大体何を言っているかを日本語で理解できれば十分です。

問題なのは、この条件とデータを見て、その処理が不安定ということです。
私はギターをやっているから分かりますが、ギターをやっていると、例えば、ある曲を第1小節、第2小節と弾くと、右手の使い方、左手の使い方、運指というのですが、中指を押して、この弦を押すという順番があります。
これが、曲を弾くたびにあるときは中指、あるときは人差し指、なんてやっていたらやはり演奏が安定しません。

これはどんなものでもそうです。
野球でもそうですが、戦い方が安定してなければ高い勝率は維持できません。
やはり、勝ちパターンというものがあります。
その勝ちパターンで確実に、ある条件ならば必ずこの手順でやる。
10回やったら、同じ10回の手順をスムーズにできること。
これが基礎力です。

したがって、会計処理の計算手順、これをまず最初にしっかり覚えてください。
最初、意味は分からなくてもいいですから、やっているうちに、手順をしっかり覚えた後に翻って思い返してみると、「問題文って、こういうことなんだ」と分かるようになります。
ですから、キモは手順です。

計算手順をしっかり知ったうえで、その数字を流し込むのが仕訳のパターン、型があります。
仕訳の型と計算手順がしっかりできるようになれば、あとはその結果を集約するゴール、成果物があるだけですので、この計算処理を確実にマスターすることが大事です。

ですから、分かったつもりで先に行って、どんどん演習問題をやってください。
この計算手順の順番を絶対完璧にやってほしいのです。
計算手順なのです。

簿記の本質は計算手順。

ここがあやふやだから、多くの方は商業簿記の点数が伸びないのです。
その計算手順に流し込むために必要な条件とデータは何か、ということと計算手順がマスターできれば、その前の段階の問題文が分かります。
そうすると、必要なデータを自分から積極的に拾いに行けるようになりますのでやはり、計算手順をしっかりやることです。

会計処理の前半、計算手順を完璧にする。
そして、その結果を流し込む仕訳の型も別途覚えることです。
これは、電車の通勤時間などでも、見て覚えられます。
カード化すればいいのです。
仕訳の型も覚える必要があります。

計算手順と仕訳の型を覚える。
仕訳の型と計算手順、これを分けて考えてください。
逆に言うと、これはよく質問がありますが、割賦販売や原価率の算定など計算手順が少し分かりづらいところがあります。

それは、自分が今、何が分からないのか、手順の1番が分からないのか、2番が分からないのか、3番が分からないのか、ということを把握する必要があります。
ということでテキストをしっかり見たら、テキストで手順を1個2個3個と基本的な流れをしっかりとイメージしたうえで、自分はその流れのどこが分からないのか、どこが不確かなのか、どこができないのか、あるいは手順ができたら、その次、仕訳のどのパターンを覚えていないか、仕訳の型をきちんと定着させます。
それと同時にその仕訳の型に流し込む、数字の作り込み、つまり、計算手順です。
手順と仕訳、この2つが会計処理の中核、コアです。

したがって、自分が今勉強しているときは、どちらを勉強しているかを意識してください。
何となく、漠然と仕訳の型と計算手順をごっちゃにして、そのときそのときの思いつきで勉強をしてしまうとなかなか伸びません。
簿記で伸び悩む人というのは、この違いを分かっていません。
ぜひ、今意識してください。
何となく、センスとしては感覚で分けてしまうのですけど、今、自信がない方はしっかりやってください。

会計処理というのは計算手順をしっかりと手順通り、何回やっても、いつやっても同じ手順でできるように。
下書きも含めて同じ手順をいつでもできるようにしておくことが計算のマスターです。
そして、計算手順がしっかり踏めるようになったら、その結果の数字を流し込む。
仕訳の型を覚えること。
仕訳の手順も覚えること。
この2つを、すべての論点で地道にコツコツやってみてください。
1級の力がグーンと伸びます。

工業簿記・原価計算はこの手順がある程度少ないから、手順が分かりやすい。
だから柴山式の勉強をしている方はすぐに点数が伸びるのです。
ですが、商業簿記は小さな部品がたくさんあります。
要するに、自動車部品のように3万点ぐらいあるようなものです。

この場合、3万点の部品が商業簿記のイメージです。
さすがに3万はないですけど、商業簿記の計算手順は多分、500から1000ぐらいだと思います。
それに対して、工業簿記・原価計算はせいぜい200か300しかないと思います。
だから、3分の1とかその程度しかないので、早く合格点を取りやすいのです。

多分、商業簿記・会計学はその気になったら、数え方にもよりますが、500から1000ぐらいの手順があるのです。
それを例題で1個1個丁寧にやる、例題の中にも複数の手順がありますから。
その一方で、工業簿記・原価計算は多分、あっても100か200か300です。
だから、3分の1ぐらいしか私の感覚では手順の数がないので、工業簿記・原価計算の点数は伸びやすいのです。

まずは手順をしっかりと、商業簿記はコツコツ細かい手順を一つ一つ覚えていってください。
必ずマスターできます。
できない量ではありません。
例題を上手に使ってやってください。
もちろん、過去問を使ってもいいです。
過去問と例題の併用で計算手順と仕訳の型、この2つを分けて、今自分はどちらがより苦手なのか、あるいは、計算手順のほうを手掛けている場合は計算手順の何番目、1番目が苦手なのか、3番目が苦手なのか、計算手順の分解も大事です。

ぜひ、会計処理は計算手順と仕訳の型、この2つに分けて、意識して各テーマの勉強に取り組んでください。
これは非常に使えますので、やってみてください。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

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