がんばろう日商簿記1級合格、今回は「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記1級

これは、かつて69連勝という前人未踏の記録を打ち立てた大相撲の横綱、双葉山関の言葉です。

簿記1級に置き換えると、「1級の合格を目指す場合には、稽古を500時間目指しましょう」ということになります。
この動画を収録しているのは2014年5月24日です。
明日は公認会計士短答式の本試験ですので、受験される方は頑張ってください。
本番は稽古のようにリラックスして臨んでいただきたいものですが、そんなふうに出来ないという方もいらっしゃると思います。
それは、稽古が未熟だからです。

稽古にも「成熟」「未熟」があります。
本試験で受かる練習をしているかどうかというのは、見ていればわかります。
500時間ダラダラやっていても意味はなく、そういう人は1,000時間やっても受かりません。
量と質が伴わないと意味がないのです。
質さえ伴えば500時間の稽古で十分に合格ができます。
あとは巡り合わせもあります。

3回受ければ1回は絶対に受かるというイメージです。
合格できる状態に持っていくためには、一定の質と量を備えた稽古が必要になります。
「量稽古」と言いますが、量をこなすと自信がつきます。
そこに質が伴えばさらに自信がもてます。
ゆるぎない自信をもって本番に臨むから、本場所は稽古のごとく、普段どおりの力が出せるのです。

大事なのは「稽古は本番のごとく」という部分なのです。

日商検定1級を受ける方は半年ぐらい勉強をする方が多いですが、
180日分の勉強が本番の1日に集約されるのです。
だから普段の稽古が大事なのです。

これを「心・技・体」という3つの領域からもう少し詳しく見ていきましょう。
このことは、これから私が行うライブセミナーなどでも常に意識したいと思います。
「心」とは、「常に、これをミスしたら後がないと集中して臨む」ことです。
私が専門学校の講師時代に「ミスをしても何とも思わないから受からないのだ」ということをよく言っていました。

特に会計士や1級を受けるような場合は、他人と同じことをやっていてはダメなのです。
1割しか合格できないので、他の9割を押しのけて合格するぐらいの気概がなければ受からないのです。
「やるかやられるか」です。
たとえば、10階建てぐらいのビルがあるとして、そこの屋上の端っこに机と椅子を置いて勉強するとします。

そこで、社債発行差額の、利息法の標準的な問題が制限時間に解けなければ、突き落とされて死んでしまう…ということをイメージするのです。
これをミスしたら突き落とされてしまうというぐらいの感覚でやると、稽古が実践的になります。

もちろん、実践で失敗したとしても死にはしませんが、失敗した場合はまた半年後に受けることになってしまいます。
「これを落としたら人生に大きな損害があるぞ」と思うから怖じ気づくのです。
これに打ち勝つ訓練を普段からしていないから、本番で怖じ気づいてしまうのです。
1日しかない試験で、そのような気持ちになってしまったら、その時点で負けです。
緊張状態で我を失った瞬間に自分の力は出せなくなります。

なので、その緊張状態を普段から作らなければいけないのです。
それにはどうするかというと、先ほど申し上げたように、ビルの屋上の端から突き落とされる覚悟で例題100問を解いて、1個でも間違えたら突き落とされる緊張感を持つのです。
物騒な言い方ですが、「この問題をミスしたら自分は殺される」というぐらいの気持ちでやってみてください。

これは効果的で、私が受験生時代にもこのような考えで勉強していました。
私は大学5年通っていますし、偏差値も50ぐらいで頭が良くなかったのですが、そのような特別な才能の無い人間が特別な才能の要ることをやっているのです。
それを自覚しないとダメです。
凡人かもしれない自分が、あり得ない結果を求めているのに、普段通りにやっていても受かるはずがないのです。

毎日これを考えていても疲れてしまって体が持ちませんが、勉強をするときに少しぐらいは考えてみてください。
そうすると本番が怖くなくなります。
普段の練習で、「これをミスしたら後がない」という覚悟でやってみてください。
本番の心境を普段再現しないから本番でミスするのです。

次に「技」とは、「1つ1つの動作を一発勝負で行う」ということです。
これも同じことですが、たとえば、期末の商品の評価や総合原価計算でボックスを書いたりしますが、「このボックスでミスしたら後がない」と思うことです。
本試験のつもりで、1つ1つの動作を一発勝負のつもりで行います。
書き直しをしないということです。

普段から書き直す癖のある人は本番でも書き直してしまいますが、本番で書き直していたら致命的です。
それは、普段のやり方が悪いということなのです。
普段の下書きから魂を込めてください。
下書きを書き直している人はたくさんいると思いますが、それは止めてください。
普段から書き直しをしている人は本番でさらに書き直すことになります。

最後に、「体」については「日頃の睡眠、食事、生活習慣に気をつける」ということです。
生活習慣は大事です。
心配事を無くすようにしてください。
セルフマネジメントも受験の一環です。
生活のリズムを整えて、体に悪いことは極力避けましょう。

これを180日コツコツやれば、本番で良い結果が望めます。

どんな勉強法であっても、これをやるだけであなたの勉強の質が変わります。
テキストではなく、あなたの「心・技・体」なのです。
これをベースにして、普段の勉強に取り組んでみてください。
いずれ、あなたに合格の恩恵がやってきます。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
そして、明日の短答式試験を受ける方は頑張ってください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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