わからない事を、何でもすぐ他人に聞く人は伸びにくい

皆さんこんにちは。がんばろう!日商簿記1級合格です。

今回は、「わからにといって、すぐに他人に聞く人はなかなか伸びない」がテーマです。

私は1991年から教室などで簿記を教えて、今年25年目になります。その他にも研修の講師、あるいは公認会計士協会ですね。会計士に合格されたばかりの方に監査手続の講義をしたり、いろんなところでセミナー・講演・研修・スピーチなどさせていただきます。

いろんな方に会計や中小企業の経営関するお話やセミナーをさせていただき、そこで見えてくることがあります。

それは、伸びる方と伸びない方の傾向です。

伸びる方は100人のグループがいたらその内20人くらいは中の上くらいまで、まあまあそこそこの伸び率で伸びます。さらにそのうちの2割、4人くらいがグーッと伸びます。

残り8割の方は、現状維持、あるいは中には大して伸びない方もいらっしゃいます。

しかし、それは本人の心がけ次第で変わります。

8割も現状維持ならそれはそれでいい。将来にチャンスがありますから。

逆に、勉強してもまったく自分の身にならない人がいます。教わったことをフィードバックできる人、学んだことを自分の肥やしにできる人は、たったの2割ほどです。学んだことを実践するのは非常に難しいものだからです。

私は、日商検定の3級2級1級講座を今通信指導していますし、企業研修もそうなんですが、質問の仕方、人に聞くときの聞き方、聞くときの言葉の選び方、聞くときの態度、あとは聞く内容。こういったものを5分見れば、その方のレベルがわかります。

1000人以上の方とやり取りしていると、だいたい類型化されてきて、このパターンの人はこうだなとわかってきます。そうすると回答の仕方も相手によって変わってきます。これは個別回答ともいいます。

私は柴山会計簿記講座でメール質問を受けていますが、毎日やっているといろんな方がいらっしゃいます。このあいだ高校生の合格者が2人いたんですが、インタビューしてわかったのは、合格する人の共通点です。

合格する人の共通点は、
まず自分の頭で考える、ということです。

高校生がですよ。わからないことがあっても、すぐに人に聞きません。これはすごく大事です。

すぐ人に聞くというのは、他人本願で依存心が強い傾向にあります。しかも、そのことに本人が気づいていないことが多いものです。

私たちは、ビジネスなので、質問には回答はします。相談を受けるのは構わないんです。

しかし、「残念だなあ」と思うのは、思いついたらすぐ質問してくる人。

よく見るとテキストに書いてあったりとか、ちょっと考えればわかることはけっこう多いにもかかわらず。

考えればわかることを他人に聞くというのは 、人に依存しているんですね。

厳しいようですが、わからないからといってすぐ人に聞く癖のある方は気をつけたほうがいいです。

おそらく先生もそう思っています。「この人伸びないな」って。これは僕の経験上、絶対とは言いませんが、95パーセントの確立で当たっています。

自分がわからないことに対して感情が込もって、「わからないからなんとかしてくれ」というすがるような気持ちが質問に入っているのも他人依存なんです。

「自分はこう考えましたが、実はどうですか?」と自分の考えを言わないといけない。

あともっとすごいのが、毎日のようにメールする人もなかなか受からないパターンなんですよ。

合格する人と質問法にはあるパターンがあります。

受かる方は月に1回質問するかどうかです。

週に1回も合格率は高い。

しかし、週に2回以上メール質問する方は合格率が逆に下がります。

われわれ指導者も統計のデータを持っているので、週に1回以上する人は実は受かりにくいのです。一般論ですよ。受かっている人もいます。

ただ本当に受かる方はある程度自分で熟成して、1度目でわからなくても、2度目にわかるとか、あるいはわからなくても、わからない状態のままで問題を解く、といったように、わからない問題との付き合い方がうまいのです。

理解したいイコール安心したい、なのです。

安心できないと不安です。そこで、「不安な気持ちを解消してくれ」という他人依存の気持ちもメールの質問のあちこちに出てきます。

さすがに「そのままじゃ受かりませんよ」とも言えないので、もちろんお答えはしますが、心の中では「この人受かりにくいな」と思いながら回答しているということは知っておいてください。

特に柴山式講座に限らず、あなたが今受けている講義とかセミナーの中ですぐに聞くということは自分の不安を誰かに解消してほしい、という心理状態の裏返しであることが多いのです。

甘えからくる矢継ぎ早の質問は、ほとんど誰もが自覚症状なしにやっているので、自分で振り返ってみて、矢継ぎ早に人に質問してすぐに不安を解消しようとしているな、ともし気づいたらオッケー。

気づいたら必ず進歩します。

もし、そんな自己を正当化すれば、ずっと気づかないまま、ちょっと残念な結果をずっと将来も続けることになります。

どういう未来を選択するか否かを決めるは、自分です。

誰もが自己を正当化したいという心理状態になりがちですし、私にだってあります。

わからないことがあって不安だと誰かに聞きたくなります。

それを自覚すること。それをある程度、コントロールするすること。

特に質問が多い傾向の方は、まずその質問を半分に減らしましょう。

それだけでも自分の頭で考える自立心が芽生えます。

受験でもそうですよ。質問が多い人は意外にも受からないんです。これは一般論です。

「私は質問が多いけど受かりましたけど、何か?」という方もいるかもしれない、ゼロとは言いませんが、私の教えている指導経験の中で言いますと質問はほどほど、というのがあるんです。

たとえわからなくても、「自分で解決する」という意識を持ったほうがよい人もいます。

柴山式の講座でいうならば、過去に受かった方は大体週に1回も質問していません。

月に3、4回くらいまでならいらっしゃいます。

ただ月に10回、週に2回以上を越えた場合は柴山の指導経験でいうならば黄色信号だと思ってください。

質問事項を整理してピンポイントで重要なところを選んで質問したほうが的確な回答が入ってきます。

質問の仕方で、その人の合格力がわかります。学習のセンスがわかるということです。

これはぜひ見直してみて。質問の仕方を変えるだけでも、あなたの学習の効率が変わるかもしれません。

日頃の勉強方法を見直してみて、がんばりましょう。自立心が大事です。

自立した勉強を心がけましょう。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

PREV
「知っている」と「わかっている」の大きな違い
NEXT
ビジネスに使える2級知識~貸し倒れの穴埋めに必要な売上アップは?~