がんばろう日商簿記1級合格、今回は「例題のマスター判断基準12カ条」というテーマでお話したいと思います。

簿記1級

私はかねてから、柴山式簿記1級講座に限らず、昔から専門学校でも申し上げていることがあります。

テキストの例題に載っているような絶対にできなければいけないという個別問題がありますが、私は簿記1級の特有論点は200ぐらいと言っています。

200ぐらいや300ぐらいなど、分け方はいろいろあります。
それをそれぞれ、商簿200ぐらい、工簿・原計が100や200などという切り方もあります。

そういった決められたパーツを完璧にできた上ではじめて総合問題ができるのですが、もちろん、ある程度の状態で個別問題ができたら総合問題に行ってもいいのです。

最終的には必ず個別問題がすべてほぼ完璧にできる状態になったときに突然総合問題ができるようになるので、総合問題を早めにやってもいいのです。

個別問題が半分ぐらいしかできない状態でもやっていいです。
どちらにせよ、そのときは総合問題はできません。

総合問題をやっているうちにまた個別問題に戻っていって、行ったり来たりしているうちに、最終的には例題もすべて完璧にAランクに近くなっています。

過去問もほぼ完璧に近くなっています。
この状態で受かっている人が多いのです。
受かる人はだいたいこのような感じなのです。

最終的には個別問題は本試験当日までには9割以上Aランクにして欲しいです。
過去問も手掛けたものは10回か15回分はすべて9割以上できる状態にして、本番ではじめて戦えると思ってください。

もちろん、なかにはもう少しレベルが低くても受かっているケースもありますが、できる限り目指すところは、柴山式で提供している例題・計算例をほぼ完璧にします。

過去問もできれば10~15回、あなたが選んだ10回分以上の総合問題をすべて完璧にし、9割以上余裕でとれるような状況にします。

それも1時間半ではなくて、8掛けぐらいの時間にします。
1時間半のところだったら70分ぐらいで完璧にできるぐらいまで解きこみます。
そこまでやるとかなり応用力ができるようになるのでおすすめです。

ただ、いろいろ聞いていると「Aランクって何なの?」「マスターしたってどういうふうに考えたらいいの?」と、レベルの判断をするときの物差しをよく聞かれます。

今回はそれをチェックリストにしてみました。

例題マスター判断基準12カ条。

過去問で正解するべき重要基本問題と同じです。

過去問も7割をとれば良いので、1割か2割は特殊な問題や知らない問題がでます。
でも、7割から8割は基本的に例題とそのプラスアルファの応用でいけるはずなので、そこのできる問題を探して淡々と解くだけなのです。

過去問を探す時にもこの観点で過去問をみればいいです。
基本的な問題だけで、過去問の難しい問題は見なくてもいいです。

例題マスター判断基準12カ条、これは過去問に取り組むときも、基本問題でこれを意識すればいいです。

12カ条なので、3つのセクションに分かれています。
これはサイトのほうにアップしていますので、リンクを貼るのでぜひ良かったら参考になさってください。

問題文、迅速・正確な処理、解答記入で3段階あります。
1段階目、ぜんぶYES・NOで、全部YESがついたらAランクです。

1.問題文
1、すべての基本用語を一応知っている。

深い理解は要りません。
だいたい言っていることがわかればいいです。
全くわからない言葉があったらまずいです。

たとえば、税効果会計ならば繰延税金資産や将来減算一時差異など、割賦販売ならば未実現利益控除法や回収基準など、割賦基準は回収基準と回収期限到来基準のことですが、そういった基本的な言葉を一応知っていればいいです。

2.一文ごとに一文一文をチェックして、意味はわかるということです。
一文ごとに意味がわからなければ、わかった文章をチェック入れてわからない文章を×を入れるというふうにして、わからない文章だけピンポイントに2回目読むというふうにします。
一文ごとのチェックというのは過去問で大事です。

3.例題や過去問のテーマの資料やデータの意味がわかる。
「これはダミー」や「これは絶対必要」など、データの意味がわかっていることです。

4.その出題者の出題意図。
何について答えて欲しいか、テーマは何なのかということを知ります。

問題文だけでもこの4つのチェックポイントがあります。
このチェックポイントにYESがついたらまずは第一関門クリアです。

次は処理をテキストから習います。
制限時間内と手書きで書きましたが、制限時間5分であれば5分でやって欲しいです。

制限時間は大事です。
その論点の作業手順を瞬時に思い出せる。

減損会計だったら減損の兆候、割引前将来キャッシュフローと帳簿価額の比較などの手順を全部思い出せるかどうかです。
これができない人が結構多いです。

2.手順の処理をするために必要なデータが何かを知っているかどうか。
何が必要かどうかということをきちんと意識してみてください。

3.実際に1番と2番の知識を当てはめて実際に計算ができるかどうか。
これもチェックします。

4番、これは大事です。
途中で1回も止まらず、書き直しもNGです。

スムーズにゴールまで行ければ大丈夫です。
この2番がポイントです。

これができれば、3番は最後の詰めです。
どんな答えが求められているかがわかっていることです。

この意味は何かというと、たとえば、総額を求められているのか、差額を求められているのかなど、いろいろあります。

せっかく正解を出しているのに、答え方を間違えてはいけません。
たとえば合計試算表の合計額なのか、残高試算表の残高なのかということを間違えたらアウトです。
これは詰めです。

次は、前提条件に確実に従っている。
これは何かというと、四捨五入である、間違っているところに二重線を引く、合っているほうに丸をつけるなどの、前提条件を見てください。
計算過程を記述するなど、そういうことです。

3番目、計算結果を正しくもれなく書ききったかどうか。
せっかく迅速・正確に処理をしても、計算結果を書き間違えたらアウトだということです。

4番目、見直しをしている。
4番も大事です。
終わったら見直しをする癖をつけてください。

見直しによって合格を確信することが多く、あるいは間違いを見つけることもあります。
全部で12個のテーマがあります。

今、さっと言いましたが、YouTubやアメブロなどのサイトでダウンロードできるようにしますので、ぜひこれを見て、すべての例題をこのチェックポイントでチェックしてみてください。

全部YESが付いてはじめてAランクです。

全部チェックがつくものが例題にすべてあれば、だいたい基礎力は大丈夫だと思ってください。

客観的に判断基準をつくって、チェックリストを活用して、例題をマスターしてください。
過去問の基本問題も同じです。

過去問の基本問題が何で、難しい問題が何かということを見分ける能力も必要なのです。
すべて基本は例題、例題、例題です。
例題と計算例をしっかりとマスターしてください。

私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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