キッズBOKI 日商簿記3級チャレンジ 第2回(20141213)

2015年05月10日

【簿記3級】

キッズ簿記、簿記検定3級・4級チャレンジということで、今回は第2回、2014年12月13日です。

柴山氏(以下、柴山):今日は、簿記3級の勉強について、皆さんが進んだところまでの質問を受けたり、解説をしたり、みなさんお楽しみのテストもあります。

今日の内容ですけれども、まだ12月の半ばで、試験が来年の2月22日と、まだ2ヶ月あります。
大丈夫、2ヶ月あれば充分間に合います。

まだこの時期はそれほど一生懸命にやることはないです。
とりあえず「なんとなくやったな」という緩い気持ちで大丈夫です。

お正月を控えているし、どうせみなさん正月で一回忘れます。
習慣としてやっているということが大事です。

お二人は少しずつ勉強をやってみましたか?大丈夫ですか?
借方と貸方の意味わかりますか?

女子生徒:借方はこっちです。

柴山:そうですね、左ですね、それだけわかれば大丈夫です。
今日は2回目の復習テストをやります。

今回は7つのうち4つは前回とまったく同じ問題です。
3つが新しい問題で、決算手続きがあります。

みなさん大好きな減価償却があります。
記憶も償却しないようにしてくださいね。
復習テストいきます。

今回はテキストを参照してもいいので、20分でやってみてください。
点数は気にしなくていいので、まずは名前を正しく書いて、できるだけ頑張ることです。
ではスタート。

終了です、お疲れさまでした。今回は趣向を変えて、お互いに交換して採点しましょう。

男子生徒:いやです。

柴山:自分で採点したいですか?ではミズノ先生にやってもらいますか?

女子生徒:だったら交換したほうがいいです。

柴山:では交換しましょう。

みなさん、お疲れさまでした。
自己採点していただきましたが、どうでしたか?

男子生徒:別に。

柴山:「こんなもんか」というクールな感想でいいじゃないですか。
もかちゃんはどうですか?

女子生徒:私も前回と同じぐらいでした。

柴山:そうですね、減価償却で土地を引いてしまうという斬新な答えがありましたけど。
二人とも遅くまで勉強したみたいなので、努力は必ず実ります。

先はまだまだ長いので、焦らずやっていきましょう。
後半の第6問・7問・8問の3つが新しい問題ですね。

今回の出題の意図は、最初の4問は前回の復習をしてくださいというメッセージです。
次の5番目、6番目は、「繰越商品」と「減価償却」いう新しい勘定科目が出ましたが、この二つは必ず試験に出ます。

総合問題で出るので、これができると1個4点ぐらい取れるのです。
ここはとても大事です。他にも100パーセント出るものがいくつかあって、そのうちの二つです。

簿記3級の論点の王様と女王様がこの二つです。
実はベスト10のナンバー1とナンバー2をここに入れたのです。
減価償却と繰越商品は絶対に点数を取ってください。

ということで、今日はこの二つを重点解説します。
今回のワンポイントは、よく出る決算の仕訳、ほぼ100パーセント出ます。
第五問対策ということで、今回は少しテキストも参考にしながらお話します。

まず、決算とは1年の総まとめです。
1年の総まとめとは、日々の集計の結果、つまり試算表です。

日々の集計(試算表)の中で、必要な修正を行って通信簿をつくる。
これを貸借対照表・損益計算書といいます。
そして来年に備える(繰り越す)ということです。

1回集計したときに、間違いや、まだ未調整の部分があります。
建物は1年使ったら価値が落ちると話しましたよね?
あれを修正したり、間違いがあったら直します。

そして、利益を出したり、貸借対照表をつくったりして、来年に繰り越します。
この3つを行うことを決算といって、この仕訳というのは、必要な修正はここに関係していて、よく出る修正があります。

それが、今日仕訳の問題で出した二つなのです。
決算の修正のことを決算整理とも言います。

よく出るのが、仕入れた商品のうち期末に残ったもの(在庫)を資産として……そういえば、資産といえば3つ、りょうたくんやりましたよね?

男子生徒:ヒト・モノ・ケンリ。

柴山:惜しい。

男子生徒:カネ・モノ・ケンリ。

柴山:そのとおりです。
もかちゃん、この場合だと、在庫はカネ・モノ・ケンリのうちどれだと思いますか?

女子生徒:モノです。

柴山:そのとおりです。
不意打ちでもよく答えられましたね。ここで全55回のYouTubeで学んだ知識を少しずつ思い出して欲しいのです。

資産の繰越商品という名前に置き換えます。
これは100パーセント試験に出ます。取れる点数は3点か4点です。
2番目はキッズ簿記の第11週ぐらいでやった減価償却です。
これは試験にほぼ絶対でます。

パターンが決まっているので、このパターンを覚えてしまいましょう。
対策は、代表的な問題文を5回~10回ぐらいくりかえして、覚えてしまいます。

1日1回、5日間でも構いません。
いま「やるぞ」って身構えているからできますが、不意打ちで減価償却を聞かれたときにできなければいけません。

風邪で熱が39度あったときにも聞かれたらできなければいけません。
後ろから拳銃突き付けられて「ホールドアップ」と言われてもできるようにします。

極限状態でも減価償却をする、それがキーワードです。
当たり前のことをあらゆる体調でできるようになることが大事です。

必ず当たり前のことを10回やって欲しいです。
これが簿記で求められる処理です。

熱が39度ならそもそも試験に出ないだろうという突っ込みは置いておいて、熱が39度でも覚えて欲しい仕訳を言います。

1つ目は「仕入」と「繰越商品」です。
決算をする前の試算表があります。
これはテキストの48ページにもあるので、これをそのまま使います。

これが試験の第二問で聞かれることもあります。
りょうたくん、期首の繰越商品はいくらありましたか?

男子生徒:12,000

柴山:そうです、これが期首ですね。
それで、期中の仕入は94,000です。

期中というのは1年間の途中という意味です。
りょうたくんに聞きますが、この二つを合わせると、いくら商品が倉庫に入りましたか?

男子生徒:106,000円?

柴山:そのとおり。
暗算でありがとうございます。
106,000円がいったん倉庫に入りました。

期末の売れ残りが16,000円とわかっているので、もかちゃん、倉庫からいくら払い出しているかわかりますか?
106,000倉庫に入っていたものが、期末には16,000だった場合はどうすればいいですか?

女子生徒:90,000円

柴山:そうです。
例えて言うなら、最初からトイレにいた人が12,000人居たのです。
そして94,000人がトイレに入ったのです。

そしてまだトイレにいる人が16,000人いるのです。
トイレから出て行った人は90,000人ということですよね。
言いたいのは、トイレに入った人間と出て行った人間は同じだということです。

ちょっと無理がありましたね。
すみませんでした。

要するに、残った人を引けば出て行った人がわかるということです。
イメージは湧きましたよね?

それではりょうたくん、90,000円が倉庫から消えてなくなりました、売上は116,000ありました。
その場合、116,000円は何に対して売れた物ですか?

男子生徒:仕入ですか?

柴山:買った物か払い出した物、どちらの仕入ですか?

男子生徒:払い出した物です。

柴山:そうです。払い出したから渡せるのですよね。
払い出した仕入原価に対して116,000円なので、払い出した金額はいくらになりますか?

男子生徒:90,000。

柴山:90,000のものを払い出したと計算しましたよね?それに116,000をぶつけるといくら儲かっていることになりますか?

女子生徒:26,000円。

柴山:そうです、それを出したいからこんなに面倒なことをするのです。
買った金額は94,000だけど、払い出してないですよね。
だから、この金額と116,000を比較しても何の意味もないということです。

払い出した金額の在庫の元の仕入原価と売上を金額するから利益になるのです。
本当はこうやって計算するのです。

これがキッズ簿記からのプラスアルファなのです。
倉庫の中をイメージしてください。

まず、仕入を計算するときは期首を足さないといけません。
繰越商品を減らして、その分を仕入に足せばいいわけです。

繰越商品の右側に12,000と書いて、仕入の左に12,000と書きます。
期首の在庫12,000を足して、一方の繰越商品の期首はなくなります。

期首のデータは古いから、全部消します。
りょうたくん、期末の在庫はいくらでした?

男子生徒:16,000円

柴山:そうです、それは売れてないですから仕入の原価にならないですよね。
ということは、仕入の左側の金額から16,000を引けばいいのです。

これは、売った商品に対する仕入商品の原価なので、16,000減らします。
仕入勘定の右側に16,000と書いて、繰越商品の右側に16,000を書きます。

せっかくなのでもかちゃんに仕訳を書いてもらいましょう。
合っています。完璧ですね。

では、最後にりょうたくんに、仕入勘定の差額を出してもらいます。
ありがとうございます、早かったですね。
差額の90,000円に対して116,000円で売ったから、26,000円儲かったとなるわけです。

2つ目、減価償却です。
建物の価値が下がったら、費用にあげましょうというものです。

柴山式の簿記3級講座で使っている事例をご紹介します。
試算表を見ると、建物50,000とあります。

そして、減価償却累計額は今日はじめて使う言葉ですが、減価とは価値が減る、償却とは消す、それがたまったものを累計といいます。

減価償却累計額3,000、これは建物が今まで3,000価値が減ったということを表しています。
これはこれまで使って古くなった分で、建物のマイナスにします。

これはキッズ簿記で少しやったことありますね。
3,000円分古くなったから47,000円まで価値が落ちたのだという話ですね。

これが30年で価値が5万円の10パーセント、つまり5,000円になります。
30年経てば、50,000円で買った物が5,000円まで価値が落ちるという話です。
30年かけていくら価値が落ちますか?

女子生徒:45,000円です。

柴山:そうです、これを30年分下がりますから、45,000を30で割って1年あたりいくらずつ減りますか?

女子生徒:1,500円です。

柴山:早いですね、1,500ずつ価値が落ちます。
では、1,500をどのように書くかというと、左側に減価償却費です。

これはキッズ簿記でやっていますね。
3つに分けますが、これは価値が減った分を取り消す費用です。

減価償却費が1,500、右側は、一番簡単なのは建物を減らすことですが、今回は建物の「身代わり」をつくります。
これが減価償却累計額です。

覚えてください。
難しい漢字も書いているうちに何となく覚えてしまいます。

できるようになると結構気持ちいいですよ。
累計っていう言葉は聞いたことありますか?

女子生徒:聞いたことはあります。

柴山:蓄積と同じです。
「借方 減価償却費」「貸方 減価償却累計額」この仕訳の形を覚えてしまいましょう。
これは試験に100パーセント出ます。

今日は「仕入と繰越商品」「減価償却費と減価償却累計額」の2つを解説しました。
今日もたくさん勉強しましたが、お二人に感想を聞いてみたいと思います。
まずはもかちゃん、どうですか?

女子生徒:トイレの例えがびっくりしました。

柴山:それですか、私も変なことを言ってしまったと思いました。
トイレだけではなく、きちんと仕訳も覚えてくださいね。
りょうたくんはどうですか?

男性生徒:おいしいところをもっていかれたので、ないです。

柴山:トイレの話は出ますからね(笑)繰越商品は覚えてください。
減価償却と繰越商品の仕訳パターンは次回までに覚えておきましょう。

仕訳の問題を前回まで8つ、今回は3つで、合計11個やりましたが、この問題は再び出たら解けるように復習して欲しいのがひとつ、あとはここまである程度全体を回したと思うので、今度は、問題を解いて何が出来て何が出来ないかというのを一つずつチェックしてみてください。

わからなかったところは、次回質問をしてください。
今はまだ、「わからなくてはいけない」などと気にしなくいいので、マイペースで今までどおりの勉強を続けて、1日5分でもいいから、できる限り毎日少しずつ勉強をすると知識が身に付きます。

週に1回3時間やるよりも、毎日10分やったほうが、まだいいかもしれないです。
難しいですか?

女子生徒:毎日10分のほうが楽です。

柴山:できる限り頑張ってください。
次回、元気にお会いしましょう。
今日はこれで終わりにします。