苦手な仕訳がないかをチェックしよう!日商簿記検定3級対策勉強法

皆さんこんにちは。がんばろう!日商簿記3合格。

今回は、「苦手な仕訳がないかチェックしよう!」のテーマでお話します。

今は2015年10月27日です。第141回の簿記検定試験が2015年11月15日。あと残り2週間ちょっとあります。
10月は残りが4日、11月が14日ですので、試験までに全部で18日ありますね。18日あれば、3級の場合、できることがいっぱいあります。

まずこの時期にやることを紹介しましょう。結論からいえば、仕訳を制する者は簿記検定3級を制する、ということです。

今まで勉強してきた中で仕訳の苦手なものがどれだけあるか。どれが苦手な仕訳か。自分ができることとできないことを、きちんと区別することが重要です。

今の段階で自分に何ができて、何ができないか明確にすれば、自ずとやるべきことが見えてきます。

第1問の仕訳対策がすべての基本なので、仕訳をまず自分のテキスト、例題などを手元に置いて苦手な仕訳を確認しましょう。

よくあるパターンでは、為替手形、現金過不足、あるいは減価償却、あるいは仕入れ繰越といった仕訳など、ある程度苦手な仕訳って決まってくるものです。固定資産の売却が苦手な方もいらっしゃいます。

このように、どういう仕訳が苦手なのか、今までのテキスト全体を振り返って、一つ一つ確認することをおすすめします。

苦手な仕訳をピックアップして、苦手な順からつぶしていくのがおすすめです。

柴山式の簿記3級コースならば、本試験レベルの練習問題が25個くらいあり、その前の本文の中で大体仕訳が50くらいあるでしょうか。数え方にもよりますが、50前後はあります。

テキストに載っている基本的なものを1個1個つぶして、これは理解できている、これは理解できていない、あるいはこれは文章を見て仕訳ができるようにしておきます。

判断基準は、「問題文、取引の文章を見たときに、すぐに仕訳が書けるかどうか」です。まさにできるかできないかの仕訳を自分で行うのです。

問題分を見て自分がその仕訳を書けるか、できれば瞬時に。

目安は以下の時間です。
第1問の本試験レベルのちょっと難しい仕訳であれば、2分。
過去問レベルの第1問なら、2分。
第2問の試算表レベルなら、40秒。
本当に簡単な1行くらいの仕訳なら、40秒。
3行くらいの込み入った仕訳で、2分。
第2問試算表対策で、1分。
第5問の精算表に関する決算整理仕訳は、10個で20分、つまり1個2分。
精算表の作成で出てくるような決算整理仕訳のちょっと面倒なものは、1個2分。
第3問試算表に関しては、20分で20個か30個の仕訳を書かなければいけません。
つまり、1個40秒。簡単な仕訳は、1個40秒というふうに、1個40秒以内に解く仕訳と1個2分以内とちょっと意識して取り組んでみて。

いかがでしょうか。
過去問の第1問と第5問の精算表の決算整理仕訳、この2つは1個2分以内にできるように練習します。2分を超えたら苦手だと思ってください。

最後におさらいです。
まずは、仕訳について「何ができないか?」を確認します。
問題にかける時間は、40秒、または2分。

この制限時間の中で、問題文を見てスムーズに書けるかどうかを判断基準にします。

制限時間以内にスムーズに書けない場合は、その仕訳は苦手と分類して練習を「5回くらい行います。

そして、もう一度、制限時間以内でできるかどうかを確認します。

そういった地道な作業をコツコツしてみてください。
簿記3級合格の近道は、まずは仕訳をマスターすることです。
仕訳を制する者は簿記検定3級を制する。

ぜひがんばってください。私はいつもあなたの簿記3級合格を心から応援しています。ここまでご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

PREV
本業以外に、ホンキの趣味を持とう!
NEXT
おすすめ本「新しい道徳」北野武著 幻冬舎