今回の「前を向いて歩こう」は、仕事をスピードアップすることによるメリットとデメリットについてお話をします。
 
みなさんは「仕事を早くすることは良いことではないのか」と思われるかもしれませんが、早く仕事をすることには「罠」が潜んでいます。

実は、これにはさらに自分を忙しく追い込んでしまうというパラドックスがあります。
これは気をつけなければいけません。
 
仕事を早くすることによって受けることができるメリットというのは限定的です。
いつも早くやればいいというものではありません。
 
早くやるにはある程度それに対する環境の条件が必要になります。
それを無視して早くすることだけを考えると、結局あとで自分がさらに忙しくなるということになります。
 
では、まずは仕事をスピードアップすることのメリットを見てみましょう。
「のんびりやっている」なら、素早くやれば効果的です。
 
当たり前のことだと思われるかもしれませんか、みなさんは本当にのんびりやっているのでしょうか?
今まで目一杯やっている人がさらにスピードアップするのはきつくないでしょうか。
 
2つ目は、「怠け半分」でやっていたのであれば、効率アップになります。
これも当たり前の話ですが、ではあなたは今まで怠け半分でやっていたのでしょうか?
 
そうではないはずです。
一生懸命やっているのに仕事が間に合わない場合、ではそれをさらにスピードアップするにはどうしたら良いのでしょうか?
 
なかなか簡単ではありません。
一瞬いけそうだと思いますが、仕事のスピードを速めるというのは案外限られた条件下でしかできません。
 
次です。
「必要以上に時間が掛かっている仕事」ならば、工夫によって早くできます。
 
しかし、そんなことばかりでしょうか?
今まで散々工夫をして早くやっているかもしれないです。
そんな状況で「さらにスピードアップしなければ」と闇雲に思っているときついです。
 
実は仕事を早くこなそうと思ったら処理のスピードを上げるという方向もありますし、人によってよくあるのが単純に「働く時間を増やす」ということがあります。
 
「仕事を早くする」または「仕事の時間を伸ばす」というどちらの方法も割と安易に考えてしまいますが、それは自分の首を絞めます。
 
自分の生活を犠牲にすることになります。
逆に言えば、早くすればするほど仕事が増えてしまうかもしれません。
 
ということを考えると、単純に仕事を早くするという方向にいってしまうと思考停止になってしまいます。
 
「頑張れば早くなる」という根性論だけで早くするのはきついのです。
ですから、メリットというのは案外限定的なのです。
 
そもそものマインドがしっかりとされていないと、仕事が早くなればなるだけ空いた時間にまた無駄な作業が増えるだけです。
 
なぜそうなるのかという話を一部します。
デメリットについてです。
 
急いでやろうとするのでミスが増えます。
能力が変わらないのであれば、確実に増えます。
 
メンタル的に焦ってしまうと、当然ミスも増えます。
ミスに対するアフターフォローが増えるので、手間とコストがかえって増えてしまいます。
 
アフターフォローというのは本来やっている仕事の時間を割いて行うことが多く、本来やるべき仕事が後回しになってしまいます。
 
しかも、アフターフォローで意識をとられて、また元の仕事に戻るのに気持ちの切り替えも必要になりますし段取りも必要になるので、その仕事の移動時間がロスになってしまいます。
 
そして、急いでこなせるようになるとそれがデメリットになってしまうケースもあります。
段取りや計画や準備ができなくなってしまいます。
 
作業のスピードアップを考えてしまうということは、そもそもそれを手早くやるとか効率良くやるとかを考えないのです。
 
仕組みを考えなくなってしまうので、段取り、計画、準備の時間取れなくなってしまい、ますます行き当たりばったりになってしまいます。
 
行き当たりばったりになると、次々に来た仕事を早くやろうとするので、精神的にストレスや緊張感が続き、自分の精神を蝕む結果になります。
 
プライベートの時間がなくなってしまいます。
ということで、良いことがあまりないのです。
 
仕事を早くやろうとするマインドというのは逆に危険なのです。
ではどうするかというと、急いでやろうとするのではなくて、能力を高めることが大事です。
 
能力を高めるというのはスピードアップの1つの基本形です。
ただ、能力アップだけでは手落ちなので、それに加えて時間管理に関するスキルを身に付けることによって、あなたの人生に余裕ができます。
 
処理のスピードがアップし、なおかつあなたの時間管理が、段取りが上手になれば、時間が余ります。
 
余った時間をプライベートに使ったりあなた自身の教養を深めたり人間の幅を広めるような時間に使って、余裕を持った生活ができます。
 
本来はそうしたいのに、そのためにスピードアップをすることがかえって緊張状態を高めてしまう結果になります。
 
忙しそうにしている人というのは結構仕事を振られてしまいます。
どんどん仕事が来るのでさらにスピードアップしてしまうという、まるでねずみの回し車のような状態になってしまいます。
 
根本的な自分の考え方であるとか仕組みや能力を考えずにスピードアップだけを考えてしまうと、実は自分の首を絞めることになるので注意しましょう。
 
スピードアップもしながら、能力の開発や自分自身の時間の使い方の研究も併せてやっておきたいです。
 
「急いては事をし損じる」ということわざもありますので、注意しましょう。
仕事を早くやるにも考え方とコツがあるということです。
 
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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