アウトプットはインプットを兼ねる

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「アウトプットはインプットを兼ねる」というテーマでお話をしたいと思います。

「がんばろう日商簿記1級合格」の動画メッセージは、私の今までの経験から得たノウハウをお伝えしてきて、もうすぐ300回になります。

毎回見ていただいているという方もいらっしゃるようで、大変嬉しく思います。
この動画を頻繁に見ている方はわかると思うのですが、この動画では、定期的に、視点を変えて同じようなことを言っている回がいくつかあります。

なぜかというと、それは、大事なことだからです。
何度も見ているうちに、まるでCMのように、その内容があなたの心の奥底に届きます。
そうなったら、あなたは自然と成功法則に基づいた行動が習慣化されるようになります。
さて、今回のテーマについてですが、義務教育時代の勉強や、教養、研究などの場合はインプットを重要視する必要があるかもしれません。

しかし、世の中の多くの勉強というのは、どちらかというと実学が多いのです。
たとえば、仕事の手順が理解できるとか、クレーム対策、マーケティング、資格試験などは内容に関係無く、実学なのです。
スキルなのです。
表現力が大事なのです。
ある物事について専門家としてどう表現するのか、なのです。
表現の方法は文章なのか計算式なのかは様々ですが、表現をしなければダメなのです。
ということは、アウトプットをしなければ実務家にはなれないのです。

簿記検定は、経理実務あるいは会計実務の実務家になるための資格試験です。
アウトプットをしながらインプットも兼ねることがあるのが実務です。
インプットを全てやってからアウトプットをやろうとすると、ビジネスチャンスを逃してしまいますから、ある程度のところでスタートします。

最低限のスタートの準備をした後は、走りながら考えるのです。

インプットは程々のところで折り合いをつけて、すぐにアウトプットにいってしまうのです。

当然、アウトプットの1巡目は出来ませんが、それでもいいのです。
限られた時間で結果を出すのが資格試験なので、理解は半分でいいです。
だいたい何を言っているのかがわかったら、あとは問題を解いてください。
過去問の1巡目はだいたい0点に近いのです。
これは今までの合格者のみなさんも同じです。

力試しだと思ってしまうから、点数が取れなくて落ち込んでしまうのです。
義務教育と同じ感覚で、試験というのは力試しだと思ってはいけません。
この点は、柴山式の受講生の方はわかっているはずです。
試験問題の1巡目はインプットです。
だから、問題や解説を読んで答えを書き写すのも結構です。
それを、1巡目でわからなかったら2巡目、3巡目とやりましょう。
4巡目で力試しをしてください。

力試しというのは2巡か3巡してからやればいいのです。

その時点で3割4割を取れるようにして、次に5割、6割と増やしていけば良いのです。
人によっては過去問を5巡6巡7巡とする人もいます。
すべての回の過去問を同じ回数やるのではなくて、苦手なものだけを何度もやるようにして、メリハリをつけましょう。
このように、資格試験の場合は、アウトプット重視の勉強に切り替えたほうが短時間で受かります。

インプットがアウトプットを兼ねることはできませんが、アウトプットがインプットを兼ねることができます。
そして、この勉強法のほうが明らかに効率が良いのです。
最初から力試しだとは思わず、できなくても気にしないことです。
ぜひ、頑張ってください。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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