今回はお悩み相談に答えてみたいと思います。

先日からお悩み相談の受け付けを開始しているのですが、連日のように来ています。

早速今回のご相談を紹介したいと思います。

この方はMさんとします。

この方は柴山式のサポート期間が終わった後も動画を参考にしたりして独学で勉強を続けてきたそうです。

 

1回目に受験した140回は63点で、あと一歩のところまでいきました。

そして、141回は68点であとちょっとのところでした。

ここまでくると「次は受かるのではないか」という期待を持ちます。

 

実際に私の受講生の方でもそういう方は多いのですが、実はここに落とし穴がありまして、この後、場合によっては勉強がマンネリ気味になって、やったつもりになってテンションが下がっていることがあるのです。

 

68点まできたから少し安心してしまうのです。

「自分は結構できた」と思って、逆に基礎力の維持というのは毎日やらないと維持できないのです。

 

基礎力に関する勉強時間が減ることがあります。

そうすると点数が10点以上下がることがあるのです。

 

ということで、そのケースかどうかは分かりませんが、143回は57点に落ちてしまいました。

点数が一気に落ちてしまったので、この方は「途方に暮れている」と書いています。

 

実は、このようなケースは意外によくあるのです。

当事者にとっては結構ショックなので、「自分だけがそうなのだ」と思ってしまうかもしれませんが、よくあるパターンです。

 

2回目であと一歩のところまで来たので安心してしまったのです。

「さあ、あとは難しい勉強をしよう」ということで、実践的な特殊な問題ばかりやってしまうということもあります。

 

そうすると、この半年間で、実は基礎力を維持するために必要な勉強がつまらなくなってしまうのです。

 

そのあたりまえの練習を疎かにしてしまうと、今までできていた例題が所々できなくなってくるのです。

つまり、基礎力が落ちるのです。

 

基礎力の低下、あるいはテンションが下がった、あるいは巡り合わせのいろんな不運なども重なって10点以上下がることはあるので、これはよくあります。

 

力は落ちていません。

巡り合わせ、またはテンションが下がっている状態なので、すぐにこれは元に戻りますので、点数が下がったと思って力が落ちたとは思わないでください。

 

これはいろいろな要因があるのです。

あなたの本来の実力はそれほど下がっていません。

 

ただし、簿記1級というのはそれぐらいデリケートなのです。

知識はきちんとあります。

 

問題は、テンションが下がっていることです。

自分では一生懸命やっているつもりだけど、惰性になっているということが怖いです。

 

惰性かマンネリかは分かりませんし、あるいはやっているつもりでも集中力が欠けたような練習をしているので、高得点を取れたときの直前期の勉強に比べると、それなりにテンションが下がっているのかもしれません。

 

他のことを考えながら勉強をしていたり、何かしら必ず原因がありますので、力が落ちているというよりは、テンションの下がり方とか、今までできていたものができなくなっただけの話なので、すぐにこれは回復ができます。

 

問題は、あと2点・3点を加えて、68点から70点を超える状況にするにはどうしたらいいかです。

 

この方は簿記1級の勉強を始めてから4年経って、未だに合格出来ない自分に落ち込んでいるそうですが、受かるには今後どうすればよいかというご相談です。

 

大丈夫です。

実は4年5年かかって受かっている人は結構います。

 

これも特別ではありません。

必ず受かります。

 

ここまでくれば、受かるまで頑張るしかありません。

7年目で受かるという人もいますので、気にしないでください。

 

逆に言うと、何度も練習すればするほど、力はついています。

一発で受かるよりも、何度も勉強していたほうがインプットが長いので忘れる速度も遅いです。

 

ものは考えようです。

巡り合わせもあるのです。

 

たまたまテンションが下がったり、いろいろな理由があるので、ちょっとしたことで一気に10点ぐらいは下がります。

 

ちなみに、私のこれまでのお弟子さんで、68点までいった後に40点台に落ち込んで大ショックを受けた人がいます。

 

本人は自覚がないらしいのですが、本試験を舐めたような勉強をしていたのです。

本試験を舐めたら、たとえ前回68点を取っても50点以下に下がることもあります。

 

60点台後半を1回や2回取ったからといって、次も60点台後半を取れるかといったら、それは分かりません。

 

それぐらい簿記1級の勉強というのは現状維持をするためにもある程度の努力が必要なのです。

 

その力を維持するための努力が、悪く言うと惰性になっている可能性があります。

集中力を欠いたり、詰めが甘い状態になっているのです。

 

その積み重ねなので、やはり自分自身に原因があるのです。

そこは謙虚に受け止めて、もう一度基本に戻ってください。

 

こういうときこそ新しいことはやらずに、基本に戻ってください。

対処法ですが、柴山式を例にして回答します。

 

(1)ですが、柴山式は例題がすべてなので、例題をすべてAランクにしてください。

これは100時間か200時間ぐらいじっくりやり込んでください。

 

意外にできないものです。

解けても、間違いを訂正してできたものはAランクではありません。

 

スムーズにできることが重要です。

すべてをAランクにするのが基本です。

 

そして、(2)ですが、過去問をのべ50問ぐらい解きましょう。

本当は100と言いたいのですが、今からならば50でいいと思います。

 

目標時間は150時間以上です。

10回分を5回転、または14回分を5回転、すべてをもう一度5回転してみてください。

 

まずは繰り返すことです。

新しいことをやる必要はありません。

基本に返ってください。

 

そして(3)ですが、予想問題です。

ここは最新のもので、市販本などもあるので、これもプラスアルファでやってください。

 

(1)と(2)が一番大事です。

この2つをしっかりやらないと、どちらにせよ合格はおぼつきません。

 

この2つをしっかりやった上で、プラスアルファで予想問題をやってください。

大手の専門学校やネットスクールなどから出ているものでも良いです。

 

4回分をざっと見て、これを20時間から25時間ぐらいやります。

ザッと2・3回転ぐらいして、どんな問題が出ているのかなというふうに確認してみてください。

 

そして、TACや大原などの大手専門学校の模擬試験を1回受けて、本試験の練習をしてみてください。

 

(1)と(2)だけでも十分に合格する可能性はありますが、それだけだと不安だと思うので、(3)の予想問題もやってみてください。

 

それから模擬試験も受けてみてください。

模試だけはもう一度受けたら90点以上取れるように練習をしてください。

 

予想問題は部分的でいいと思います。

今までの過去問にはない傾向だなと思ったら、そこだけをやればいいと思いますので、全部やる必要はないと思います。

 

一通り見て、知らない論点を確認しておきます。

可能性は低いですが、精神安定上の問題もあります。

 

そして模擬試験は、大手専門学校がどういうことを意識しているのかというのを見るために、1回で構いませんので受けて、90点以上取れるようになるまで繰り返し練習してください。

 

会場受験が無理ならば自宅受験でも構いません。

通信でもいいので、必ず1時間半+1時間半の合計3時間の時間配分でやっていただきたいです。

 

これらの対処法をしっかりやって、280時間から400時間ぐらいです。

まずは基本が大事ですから、今からしっかりやってください。

 

次はいい結果が出る可能性が高いので、まずは自分を信じましょう。

10点以上点数が下がることはよくあるので、気にしないことです。

未来に向かって頑張りましょう。

 

私はいつもあなたの簿記1級合格、そして成功を心から応援しています。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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