今回の「前を向いて歩こう」は、ビジネスチャンスを掴むちょっとしたヒントについてお話をしたいと思います。

1848年にカリフォルニアのサクラメントという所で金が見つかって大騒ぎになって、1849年から全米から10万もの人がカリフォルニアに集まって金を掘り始めました。

1849年がセンセーショナルだったということで彼らは「49ers」と呼ばれて、後にアメリカンフットボールのチーム名にもなっています。

では、これによって実際誰が儲かったのかというと、金脈を掘りに行った人はほとんど儲からなかったということです。

徒労に終わった、場合には経済的に破綻をしてしまったようです。
しかし、その中でも儲かった人たちがいます。
それは、彼らに道具を売った人たちです。

有名なのはリーバイ・ストラウスという、有名なジーンズのブランド創業者の1人です。
ヨットなどの帆が強い生地なので、それをもとに強度のある、しかもファッショナブルなジーンズの原型を作った人です。

このジーンズを作業着として売ったらバカ売れしたのです。
あるいは、彼らにツルハシのような道具を売って儲けた人もいます。

ゴールドラッシュに押しかけた何十万という人に対して道具やサービスを提供したサプライヤーが儲かったのです。

一攫千金を求めて「当てるビジネス」をする人よりも、当てるビジネスをする人に何かを売るほうが儲かります。

周辺ビジネスにこそキャッシュのポイントがあるのです。
一攫千金はギャンブル的な要素が強いですが、彼らに必要なものを売るのは安定したビジネスになります。

ですから、ゴールラッシュにおけるリーバイスの話というのは、経営の理論や経営学など色々な所でケーススタディとして用いられています。

これは余談なのですが、昨日は同年代の方と飲みに行きました。
その方は私よりも2歳ほど上ですが、お話ししていて面白かったことがあります。

私の世代だと1980年代に学生運動があって、そこで成田空港の建設工事に関連して三里塚闘争(成田闘争)というものがありました。

建設に反対するデモ隊と機動隊が衝突したとても大きな出来事があったのですが、それに関連する興味深い話がありました。

当時、その方は友達に誘われて、あるいは興味半分で成田闘争に行ったらしいのです。
石を投げたり丸太を持って突撃するのですが、ピストルを持たない内乱のような状況だったそうです。

そのときに、学生が投げる石をおばあさんが売っていたという話を聞きました。
つまり、当の主役たちではなくて、主役に道具を与えている人が儲かったという話です。

石なんて普段道端を歩いていて買うことはありませんし、誰もそんなものは買いません。
しかし、成田という特殊な状況下で石を投げる人たちにはニーズがあるのです。

たくさん人がいますし、石の数も限られていますので、その限られた石を拾い集めてきて売ったのです。

その行為が良いか悪いかは別にして、ニーズがあったので石を集めて提供したのです。
ゴールドラッシュのケースと目的は違いますが、似ています。

相手が何を必要としているかを見極めて、たくさん集まっている人にとって必要なものを提供するのがビジネスの王道なのです。

石を売ったばあさんの話を聞いて、ゴールドラッシュの話を思い出しました。
この話はあなたのビジネスに参考になるかもしれません。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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