平成30年(2018年) 2月25日(日)実施の第148回 日商簿記検定の解答速報をご案内します。
全体的には、標準からやや易しい印象を受けた。
【第1問】
仕訳5題はいつも通り。ここ最近の数回に比べて、素直な問題ばかりで20点取れる人も多いと思われる。
1.仕入割引
2.固定資産の除却
3.準備金への組みいれ
4.売上割戻引当金の取崩し
5.為替予約
いずれも易しい。
目標:20点も狙えるが、ミスを考慮して16点
【第2問】有価証券の勘定記入
各日付の取引について一つ一つ仕訳をして行けばよく、処理量もそれほど多くない。
取れるところで確実に点数を積み上げれば、10点以上は取れるであろう。
目標:10点以上
【第3問】連結精算表
支配獲得日から、のれん償却、親子会社間の取引や債権債務など、連結会計の基本事項が網羅されている問題。
柴山式のテキストでは何度も練習するように記載している。
しっかりと対策していた人は高得点が望めると思われる。
時間がかかるので、第1,2,4,5問次第で、第3問にどの程度時間を割けるかによっても得点が変わってきそうである。
目標:10点以上
【第4問、第5問】工業簿記2題
2題とも易しいレベルの問題で、時間をかけずに正解したい問題である。
目標:40点、最低でも36点(第4問の仕訳が一つ4点のため)
全体として、やや易しい印象。
第5問の問題文で見慣れない表現などがあったくらい。
それでも、丁寧に部分点を拾って30点中半分の15点くらい。
取れれば、ほかの第1問~第4問で8割以上が期待できるため、第5問で失点があっても合計で7割を超えることは十分に可能。
【第1問】仕訳(5題)
1.手形の裏書
2.売掛金と買掛金の相殺
3.有価証券(債券)の取得
4.土地の取得原価
5.借入の返済と利息の日割り計算
どれもテキストで学んだ知識の範囲で正解可能。
20点満点が狙えるが、イージーミスが1つあったと考えても
4問正解×4点=16点は取りたいところ。
【第2問】資本金と引出金の勘定記入
解答要求されている箇所は、解答しやすいので、8~10点を取っておきたい。
【第3問】残高試算表
処理する量が少ないため、ある程度時間をかけて丁寧にやれば満点を狙える問題である。
目標は、24~30点
【第4問】伝票と日計表
満点が狙えるが、2割ほどミスをしても8割以上は取れるであろう。
【第5問】財務諸表作成
やや難しい論点があるので、10点以上落としても、30点中15~18点は部分点ひろいで得点可能。
以上を合わせると、
第1問~第4問は70点×0.8=56点、
第5問は30点×0.6=18点で、
合計74点くらいでの合格は十分期待できる。
人によっては90点以上の得点での合格も可能。
今回は、全体として実力が素直に反映される良問ぞろいだったと言えそうである。
【解答速報に関するお問い合わせ先】
柴山会計ラーニング株式会社
電話:03-6265-9540
メール:shop@bokikaikei.net
担当:水野
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