消費税の会計処理と財務諸表表示 

(1)消費税の会計処理方法

 ①税抜方式…消費税の額を売上高や仕入高などとは別に処理する
 ②税込方式…消費税の額を売上高や仕入高などに含めて処理する

(2)会計処理の例

1.税抜方式(税率を10%とする)

①課税仕入の計上時(消費・取得時に消費税が課される仕入等の取引)

(借)仕入100,000(貸)買掛金110,000
仮払消費税 10,000
(借)営業費 40,000(貸)現金 44,000
仮払消費税 4,000

 ※給料は課税仕入にならない。土地の取得も課税仕入にならない。
建物・機械・車両運搬具・備品などの設備購入は課税仕入になる。

②課税売上の計上時

(借)売掛金330,000(貸)売上300,000
仮受消費税30,000
(借)現金22,000受取手数料20,000
仮受消費税2,000

③決算時
(借)仮受消費税32,000(貸)仮払消費税14,000
未払消費税18,000

④納付時(決算から2ヵ月以内)
(借)未払消費税18,000(貸)現金預金18,000
   

2.税込方式

①課税仕入の計上時(消費・取得時に消費税が課される仕入等の取引)

(借)仕入110,000(貸)買掛金330,000
(借)営業費44,000(貸)現金22,000

②課税売上の計上時
(借)売掛金330,000(貸)売上330,000
(借)現金22,000(貸)受取手数料22,000
   
③決算時
(借)租税公課18,000(貸)未払消費税18,000
   
④納付時(決算から2ヵ月以内)
(借)未払消費税18,000(貸)現金預金18,000

※(330,000+22,000)×0.1/1.1-(110,000+44,000)×0.1/1.1
=18,000

(3)消費税の財務諸表表示(税抜方式)※決算日時点

貸 借 対 照 表 
(流動負債)
買  掛  金   ××××
   :
未 払 消 費 税  18,000
   :