簿記学習、テキストに「〇」、「△」、「×」を付けてみよう!

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「テキストの内容を○、×、△に仕訳してみよう」というテーマでお話をしたいと思います。

簿記2級の勉強を始めたばかりで、講義を1巡、2巡している方も多いと思います。

今、テキストを勉強している方にご提案です。

11月の日商簿記検定までは時間がありますので、この時期にやることは、自分がインプットする知識を最初からすべて完璧に理解することはなかなか難しいです。
みなさんそれぞれにレベルがあると思います。

理解できる論点と理解できない論点がたくさん出てきます。
簿記3級よりも簿記2級のほうが内容が高度になってくるので、わからない部分の割合が少し増えてきますが、わからないところが出てもイライラしないという気の持ちようが大事になります。

わからないところが出る度にイライラしていると、それが積もり積もって勉強のモチベーションが下がるので、わからなくても気にしないでください。

そのときに大事なことは、客観的に、自分が今の段階でわかることは「○」、どちらともいえないものは「△」、わからないものは「×」とつけて、単に「×」をつける作業だと思っていただきたいです。

わからないことに対して、過去の学校の経験で、わからないときに先生に怒られたり、周りから馬鹿にされたことが多くの方はあると思いますが、そういった嫌な経験を思い出して、わからないことに対してマイナスイメージを持ちがちですが、逆です。

まず、わからないことがはっきりしていることが第一です。
どこがわからないのかが明確になっていないことが最もまずい状況なのです。

「何がわからないのかがわかった」というのは進歩なのです。
だから、「×」をつけるという作業を「進歩」だと思って欲しいのです。

何がわからないかが明確になったということは、進歩なのです。
第一段階は、わからないことをわかるようにするのではなく、何がわからないかを明らかにすることが大事なのです。

わからないことを理解するのは次の段階です。

まだ時間があるので焦ってはいけません。

何がわからないかを明らかにすること自体を最重要ポイントと思えば、それほど腹が立たないです。

1巡目でわからなくても、「2巡目でわかればいいじゃん」「3巡目でわかればいいじゃん」と思えばいいのです。

1回で全部理解できるのならば誰だって受かりますし、そんな簡単なものであれば価値はありません。

それなりに努力をしなければなりませんが、何を努力すればいいのかということがわかれば大丈夫です。

1巡目でもあなたがわかることはあります。
初見でわかったことは「○」をつけて、次からはそれをやらなくて良いのです。

「△」であれば、もう一度くらい確認してください。
「×」は5回でも10回でも、徹底的に繰り返します。

回数を重ねれば「×」は減って、復習が楽になるのです。
「×」を減らすという勉強が一番良いのです。

1巡目は「×」が何個あるのかを確認してください。
8割が「×」だって構いません。

簿記1級ではそれが当たり前ですから、それでも構わないのです。
その8割の「×」が7割になり、5割になり、5回転もすれば3割以下に減りますから、そこまでやれば先が見えてきます。

人間、ゴールが見えてくるとやる気になります。

今の段階では、わかろうとするのでは無く、何がわからないかをはっきりさせるという作業に徹してください。

「△」と「×」には付箋を貼ってもいいです。
そうやって、2巡目にどこを中心に勉強するのかの確認だと思ってください。

一歩引いて、客観的にインプットを考えて、入り込まないことが賢い勉強の仕方です。
わからないからといって、ストレスを溜めない、イライラしない練習だと思ってください。

私はいつもあなたの簿記2級合格を応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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