簿記試験、139回は本支店会計(+精算表、決算3勘定)に注意しよう

がんばろう日商簿記2級合格、今回のテーマは「第139回は本支店会計にも注意をしよう」というテーマでお話をしたいと思います。

本支店会計というのは、日商簿記検定2級の商業簿記の第三問では本当によく出ます。

最近の試験を振り返ってみると、前回の138回が貸借対照表、前々回の137回が損益計算書、136回で本支店が出ています。

本支店会計は2・3回に1回は出ることがあるので、そろそろ注意したほうがいいです。
ただ、他にも、最近出ていない論点で気をつけなければいけないものが2つあります。

精算表の問題と、決算3勘定(繰越利益剰余金、損益勘定、残高勘定(または繰越試算表))です。

繰越試算表は英米式簿記法で、残高勘定は大陸式簿記法です。
決算3勘定では期首の繰越利益剰余金を推定させることが多いです。

損益勘定での貸借差額で当期純利益を出して、当期純利益を繰越利益剰余金勘定に当てはめて、繰越利益剰余金の期末残高を残高勘定または繰越試算表に当てはめます。
決算3勘定も忘れた頃に出題されて、これが出題されると合格率が落ちるのです。

もう1つは精算表です。
精算表と決算3勘定にも注意しながら、もう1つ、頻出論点の本支店会計が本命です。
この3つは注意しておきましょう。

本支店会計については前回出題された136回の問題を見ておくのは当然ですし、136回では取り上げていない論点もありますので、柴山式ならばテキストの例題や演習問題で一般的な本支店会計の知識は身に付けておきましょう。

本支店会計は2・3個のパターンの総合問題をやっておくと、結構対応できます。
オールオアナッシングで、やっていないと全く点数が取れません。

やっている人は20点近く取れますが、やってないと0点に近い状態になってパニックに陥るので、本支店会計は準備しておきましょう。

次回、第三問で出題される可能性があるのは、筆頭が本支店会計で、次が精算表、その次に決算3勘定です。

それら以外の、決算整理後残高試算表などが出た場合は何とかなります。
やっていなくて、1番出題されて困るのは本支店会計です。

本支店会計を勉強しながら、精算表や決算3勘定をやっておくことをおすすめします。
柴山式の演習問題をやっている方はこれを優先的にやりましょう。

第三問対策はうまくすれば20点近く取れます。
前回のように難しい貸借対照表の場合は12点とかでもいいですが、狙えるときは20点近く狙ってください。

難しいときでも10点か12点ぐらいは取って、他の科目で頑張ってください。
第二問は前回・前々回と珍しい問題が出ていますので、そろそろ伝票や特殊仕訳帳が出てもおかしくないです。

広く浅く、テキストの例題をしっかりやっておけば、もし予想が外れてもなんとかなりますので、やはり基本はテキストなのです。

テキストと、柴山式の場合は演習問題を一通りやっておけばある程度は対応できるはずです。

最近の傾向を見るならば、第三問は本支店会計が最も出題可能性が高いです。
次は精算表または決算3勘定です。このあたりを絞ってやってみてください。

第三問対策は非常に重要なので、バランスよくやって、B/S、P/Lも基本的なことはやってください。
予想が外れてもテキストの例題や演習問題でフォローします。

私はいつもあなたの簿記2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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