簿記試験、直前2カ月の注意点

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「直前2か月で注意すること」というテーマでお話をしたいと思います。

現在は2013年の8月下旬ですが、第135回試験の2か月半前になりました。

直前2か月になったときにどういった状態で学習計画を立てるのか、今から準備しておきましょう。

柴山式の場合、お勧めするのは、直前2か月に入る前の段階でインプットと例題を一生懸命やっておくことです。

その傍ら、過去問を見るのはもちろん間違っていないのですが、解こうと思わずに、最初は読むだけでいいです。

本格的に解くのは直前2か月からでも結構です。
3か月前から過去問を見るのは全く問題なく、むしろ見たほうがいいです。
読むだけでも違ってきます。

ただ、そのときに解こうとすると精神衛生上よくありません。
解けるわけがないので、解こうとすると相当なショックを受けます。

そもそも簿記1級は最初から過去問が解けるほど甘くありません。
まずは慣れることです。

過去問の問題文を読んで、そして少し解いてみて分からなかったらすぐに解答解説をすぐに読んでください。
それで良いです。

直前2か月から本格的に解き始める状況ですし、2か月前から過去問を始めた方も最初の2週間から1か月ぐらいは全く訳が分からないと思いますが、それでもいいです。

今お勧めしているのは、過去問を10回分と、もう1つお勧めしているのは直前での大手専門学校の模擬試験を1つ受けて、その他の資料ももう1つぐらい用意しておくことです。

大手専門学校はTACと大原が双璧だと思いますが、それと同等かそれに続くレベルでLECです。

LECは元々法律系の専門学校だったので、会計系では後発なので歴史としては浅いですが、規模は大きいですし、スタッフも充実しているしそれなりの実績も出ていますので肩を並べる状況ではあります。

そして、少し規模は落ちますが、4大専門学校に入れるならば、クレアール(東京商科学院)がありますが、私は東京商科学院で合格しています。

これらの専門学校にはいずれも私は何らかの形で関わっていますが、本科生として在籍していたのはTACと東京商科学院です。

大原は早朝答練でお世話になりましたし、LECは法律系でお世話になっているので、それぞれの特徴は自分なりに分かっています。

いずれにせよ、この4つの学校のリサーチ力は相当なものなので、この4校のどれかの模擬試験を受けてみてください。

それと、全部揃える必要はありませんが、もう1つぐらいの資料を取り寄せて研究してみることをおすすめします。

2つぐらいの専門学校の直前期の模擬試験を検討しておけば新しい傾向のイメージも湧きます。

過去問というのは当然ですが過去に出題された問題なので、全く同じ問題は出ませんが、過去問の勉強はすごく効率が良いので、過去問を中心にして、最後の傾向の確認と味付けに2つ分ぐらいの模擬試験を復習することをお勧めします。

1つは実際の会場で受けて、もう1つは資料を購入して検討します。
134回に合格した中国人留学生のハン・ホウタツさんの合格体験談を見ると、彼は直前4か月で合格しています。

柴山式でインプットと例題を2か月でやり、後半の2か月で13回分ぐらいの過去問を徹底的にやり、どれも80点以上取れる状態にして本試験で70点半ばで合格するという戦略を立てていましたので、これを参考にしていただければいいと思います。

このように、直前2か月から過去問を始めても間に合っているケースがあるので、2か月前からは始めておきましょう。

直前2か月を控えたこの時期に何をするのかというと、インプットで弱いところをピンポイントでもう1回確認することです。

税効果、割賦販売、連結など弱い人が多いですので、自分が弱点だと思っている講義をもう一度見てみたり、例題レベルの問題を一通りやって、できるだけ例題の苦手を少しでも減らしてから直前期にいってください。

今はインプットの仕上げと関連する個別問題の確認をします。
そして直前2か月の過去問練習あるいは総合問題練習の心の準備をします。

直前2か月は過去問レベルの総合問題を最低10回分を3回転以上、できれば4回転するというイメージで、直前期の予想問題のようなものを2つ3つやってみることで相当力が付くと思っています。

このあたりを現実的な学習プランとして頭に入れてみてください。
ぜひあなたも簿記1級合格を達成してほしいと思います。

柴山会計スタッフはいつもあなたの簿記1級合格を一生懸命サポートするつもりで応援していますので、頑張ってください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

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