迷ったときは、基本に帰ろう!

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「迷ったら基本に帰ろう」というテーマでお話をしたいと思います。

現在、勉強されている方の進度はさまざまです。
勉強を始めて間もない方もいらっしゃると思いますし、3・4か月経って中だるみの時期にきていたり、直前期に差し掛かってる方もいるでしょう。
それぞれに課題や壁というのがあると思います。

ある程度勉強を進めていくなかで、少しずつ自分のやりやすい形に調整していくということは、これはこれで悪くはありません。
ただ、壁に当たったり上手くいかないときには、基本から外れていないかということを考えて欲しいのです。

柴山式の場合では2つ、例題と過去問です。

例題で身に付けるべき基本的な手順をしっかりマスターしているでしょうか。
何となく半分ぐらいできて、そこで安心して終わらせていないでしょうか。

テキストの理解は半分でもいいですが、例題の手順はいずれ完璧にマスターしてください。
ここをおざなりにしないでください。

受講生の8割はこの部分が完璧にできていません。
その状態で本試験にいくから、なかなか合格できない方が出てくるのです。
合格する方というのは、例題を95パーセントぐらいは完璧にしています。
地道な努力ですが、ここの差が大きいのです。

壁に当たったときは基本に帰って欲しいのです。
困っているときというのは、だいたい自己流に陥っているのです。
何かが自己流になっているので、もう1度例題に帰ってください。
理解はイメージで十分なので、重要なのは手順を完璧に辿れるかどうかの1点です。

商業簿記・会計学の例題は100問ぐらい、計算例で160ぐらいありますが、あれは手順を完璧にすることが大事なのです。
ほぼ100パーセント完璧にしてください。
これができて、過去問との相乗効果で合格できるのです。

例題を6割・7割くらいしかマスターしていない方がとても多いので、手順を完璧にできるかどうかを確認してみてください。
これができていないということは、基礎力が不十分ということです。
基礎力が十分ではないのに本試験に臨んでいる方は意外に少ないのです。
だから、10パーセントしか受からないのです。

8割ぐらいの人は基本が不十分なのです。

基本がしっかりしていれば戦えるのです。

例題で手順が不十分なところがないかを確認してください。
過去問も手順です。
理解は後からついてきます。
理解をしてから手順を完璧にしようとすると、いくら時間があっても足りません。
今は、みなさんの状況に応じて、手順を完璧にしてください。

例題の基本問題の手順に立ち返ってください。
理解ではありません。
問題文を読むときの手順です。

問題文を完璧に理解する必要はありません。
何がキーワードで、どれが問題を解くために必要なのか。
合格者も理解は完璧ではなく、6割か7割です。
理解はある程度のイメージさえできれば何とかなります。
会計学は底の浅いものではないので、半年や1年勉強したぐらいで理解できるほど甘くありませんから、だいたいでいいのです。
実務の試験なので、作業ができることが大事なのです。

例題の手順、過去問の解答手順に意識を集中させて、基本をしっかりと身に付けましょう。

そのコンセプトを今忘れていませんか?
理解をしようとしていませんか?
無理に理解をしようとしても、無駄に時間が過ぎてイライラするだけです。
理解はあなたのレベルに応じて後からついてきます。

基本とは、例題・過去問の手順です。
基本に帰れば、どの段階だろうとあなたのやるべきことが見えてきます。
手順の徹底反復とその定着です。
頑張ってください。

私はいつもあなたの1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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